研究テーマ

研究課題(2013年度実績):「新規性、独創性、実用性、Only Oneを主眼に」

(*印:外部との共同・受託研究)

(1)*高強度繊維セメント硬化体(UFC)からなる管楽器の製作・実用化と音響解析

実績として、ハープ、箏、アルプホルン、パイプオルガン、ハンマーダルシマ(箏の一種)、トランペット、クラコーダー、ギターへと進化してきている。2012年度全国手作り楽器コンテストで優勝(賞金25万円)。超高強度繊維補強セメント硬化体製造技術の応用。ヤマハ㈱との共同研究・意見交換中。高周波数域で独自の特長を有し新規の癒し系実用楽器になり得るか模索中。

       

   ハンマーダルシマー               トランペット

(2)*丈夫で美しく長持ちするコンクリート構造物の力学面からの検討

阪神大震災、東日本大震災時のコンクリート構造物の崩壊原因を各断面力組合せ、即ち耐軸力・耐曲げ・耐せん断・耐ねじり性状から検証し、設計基準に活かす。まずは震災から人命を守る。現地調査、有限要素法解析と載荷試験のいろいろな面から検討を行う。

       

             東日本大震災視察風景

(3)*丈夫で美しく長持ちするコンクリート構造物の維持管理方法の提案

国内のインフラ構造物の維持管理に際し、塩害・アルカリ骨材反応・中性化・凍害・化学的な侵食などによりRC構造物がどこまで劣化しているか各種の最先端非破壊検査技術と計測方法から推測し、同時に補修・補強方法も提案する。強靭な国土を造る。

(4)*デザイン性の付加によるコンクリート製品の高付加価値化

新規の開発ツールを利用して、1kg当たり300円から1000円の高付加価値のコンクリート製品を創造中。コンクリート白華現象を逆転発想によるコンクリートデザインへの適用性模索中。デザイン性とのコラボから白華メカニズム解明中。さらに高強度繊維セメント硬化体(UFC)製楽器表面およびUFC製椅子のデザインへの適用開発中。実績として、2012年度1年間大阪駅アトリウム広場に展示(写真左)。白華のデザインへの適用は特許出願中。グッドデザイン賞にチャレンジ済。

       

              コンクリート製椅子

(5)*亜硝酸系化合物利用による画期的な新規セメント系硬化体技術の開発

打設から12時間後に所要の曲げ強度を有する早期開放型舗装コンクリートの開発に亜硝酸塩系化合物を適用し、実際の舗装にも適用・成果を得た。更なる亜硝酸塩系化合物の新規適用先を模索中。現時点、複数の亜硝酸塩同士のコラボの可能性、セメント硬化体に利用した際「保水性」が向上する性質の応用などにチェレンジ中、画期的な断熱材など。

(6)*ポーラスコンクリート利用による水質浄化システム、植生共存システムの開発

ポーラスコンクリート利用による食物連鎖促進技術から琵琶湖など水質保全確保。一昨年度から2-3年後に自然に回帰するコンクリートの開発中、植生力が弱い若年期はコンクリートが保護し,壮年期にはコンクリートは自壊、植物の自力で成長へ。なお、世界遺産・東寺(京都市・写真)境内池の浄化に適用しその効果を証明した。他の寺社仏閣内池にも挑戦準備。

   世界遺産・東寺

(7)*超高強度繊維補強セメント硬化体(UFC)の耐疲労特性の解明

コンクリート構造物の現実の破壊原因は「地震」或いは「疲労」による場合がほとんど。超高速鉄道周辺の構造部材は列車通過毎に繰り返し荷重・「疲労」を受け、この分野に適用したUFC製品の耐疲労特性を解明、丈夫で長持ちするUFC製部材を提案、同時にUFCの疲労設計も提案。

     実験風景

(8)*古民家の持つパワーの力学的な面からの証明

古民家改修による環境配慮住居推進。古材の静的強度と疲労強度を把握中。築100年以上の民家のリファインによる環境優位性の評価。古民家の持つ自然エネルギーと資産価値向上。古材パワーの「再発見」。